丹後の藤布 京袋帯「市松間藤文」 朱 FY00075

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藤の蔓から昔ながらの技法で糸を作り、その藤糸を風合いの良い絹織物に織り込んだ、遊絲舎ならではの京袋帯です。
縦縞と横縞で表現した市松模様の間に、2本の藤糸を等間隔に織り込んだ、色も織りも粋な帯。
真綿の手紬糸を贅沢に使っていますので、とても風合いが良く、軽くて結びやすいです。
全通の京袋帯です。盛夏を除く3シーズンにおすすめです。

[ 藤布(ふじふ)について ]
縄文時代を起源に日本最古の織物として伝えられている「藤布」は、『古事記』に神話が記され、『万葉集』にも詠われています。
木綿の普及により途絶えたとされていたその古代布は、京都府北部・丹後半島の山里で静かに織り継がれていました。
春につける花の美しさからは想像できないような、強い生命力を持つ藤。
藤布を纏うことは、その旺盛な生命力にあやかるため、とも語り継がれてきました。
藤の蔓(つる)から、昔ながらの方法で糸をつくる。
それは本当に途方もない手間のかかる作業です。
ですが、そうしてできる糸だからこそ、古代の息吹きや悠久のロマンを感じ、「生命力」「生きること」を考えさせてくれるのだと思います。
藤布には、織物の原点となる自然と共生する精神が息づいていると感じます。
決して量産のできない稀少な藤糸。
代々受け継ぎ研鑽してきた絹織物の技に織り込んで、遊絲舎ならではの「藤布」を丹念に織り上げています。
●京都府指定 無形民俗文化財「丹後の藤織り」 (1991)
●京都府指定 伝統工芸品「丹後藤布」(2001)

[ 遊絲舎について ]
京都・丹後の地で100年以上にわたり絹織物を製造してきた機屋です。
代々受け継ぎ、磨いてきた技で、意匠、糸選び、織りなどすべての工程にこだわり、ひとつひとつ丁寧に織り上げています。

加工業者:遊絲舎

【注意事項】
実物と写真では、色などに差が生じる場合がございます。
お申込み後に、遊絲舎よりお仕立てに関してお伺いのご連絡をいたします。

[ お手入れについて ]
撥水加工を施しています。汚れた場合は軽く絞った濡れタオルで叩くようにして拭き取ってください。
また、高温のアイロンを掛けていただくと撥水効果や風合いが元に戻ります。(黒など色の濃い帯にはあて布をご使用ください。)
しわ伸ばしには高温のスチームアイロンをお掛けください。(黒など色の濃い帯にはあて布をご使用ください。)

【セット内容】
幅約31.3cm×長さ約380cm

【原材料】
絹85%、植物繊維(藤)15%

【発送方法】
常温

【申込可能期間】
通年

【配送可能期間】
1ヶ月以内に発送予定。在庫状況により2ヶ月程度かかる場合もございます。


【地場産品類型】3
【類型該当理由】区域内の事業所において、織り、精練、縫製までの工程を行うことにより、相応の付加価値が生じているもの